森の底

何かになれない蛹の話

12月の頭に内定を辞退した話④~その後とこれから編~

 

さて、あと2時間で年が変わります。

いつもはおばあちゃんと一緒に年越しするのですが、今年は1人。窓の外から見える車の光をぼんやり眺めています。

 

 

大学のある県に戻ってきて、直ぐに病院へ行きました。びっくりした。電車が怖い。エレベーターも乗れない。すれ違う全ての人が私を見て、軽蔑している。反対側の駅のホームにいる人も、店の店員もみんな、みんな。

 

結果は①に書いてあるとおり、パニック障害です。大きな原因は今回の研修だと思いますが、中々就職先が決まらなかったり、親からの無意識の圧力だったり、小さな不安と緊張感と圧迫感から起きたことです。

 

昨日まで、普通に生活していたのにね。

 

私の体調と気持ち、内定先への強い拒否反応がでたこと、他の人からの客観的な意見もあり、内定辞退することを決意しました。とりあえず、早く逃げたかった。

 

 

周りの人に報告してから内定辞退の連絡をいれることにしました。

 

まず、親に報告。ちょっと特殊な家族関係ですが、何だかんだ最近は関係がよくなりつつあったので、理解してくれると思っていました。でも、だめだった。体調は心配されましたが、パニック障害ということは何故か理解してないみたいです。「勝手にして。自分でなんとかして。でも絶対定職に就いて働きなさい。」そう言われて何かのスイッチが切れました。あまりにも色々言われてしまうと、スイッチが切れる。そして何も思わなくなる。こうなると、感情全て殺して従うのが楽なんです。もうこういうのは慣れっこです。今回は少し期待していたからちょっとキツかっただけなのです。

 

次にキャリセン。ツイッターでも度々呟いていますが、ここでのキャリセンの職員の言葉にとても救われました。内定を辞退したいこと、今はまだ就活を再開する気になれないこと、活に関する不安なことを全て相談・報告しました。一つ一つしっかり話を聞いてくださいました。「とりあえず、帰ってこれて良かった。我慢しなくてよかった。」この一言で、直接声として聞いた一言で初めて私のとった行動を認めてもらえたような気がしました。間違ってなかったよって。

 

そして内定先に電話です。手は震えていて、少し呼吸も心臓も苦しかったのですが、気持ちはしっかり決まっていたため、冷静にすらすらと話すことができました。途中、何故か涙がボロボロとながれてしまいましたが…社員たちはみんな心配してくれていたようです。特に怒られるわけでもなく、案外すんなり内定は辞退できました。

 

全てが終わって、安心したのか、緊張感から解放されたのか、ぐっすりと眠りにつきました。

 

 

 

実はこの件でスーツを来たサラリーマンが少し苦手になってしまったんですよね。あのときをどうしても思い出してしまう。フラッシュバックして呼吸が苦しくなって心臓が握りつぶされる。煙草の臭いなんかすると最悪です。

困ったなあ…

 

就活については、会社を探している状態です。12月に内定辞退したので中々難しいものがありますが…。

求人を見ることもしんどい。面接している自分を想像するとあの時の画像と自然と入れ替わる。気づいたら過呼吸になっている。

内定をもらっていた業界はもう無理になってしまいました。今までやりたかったこと、できなくなってしまった。どの業界がいいかとか、全部わからなくなってしまいました。

就活、私にまたできるのかな。今は全く自信がなくて、怖くて、ただ家に引きこもっていたい毎日です。

 

また"普通"になれなかった。 

 

 

 

一旦ここでこの話は終了になります。

年末になんとかしたいと思って、1日でざザッと書きましたが、まだ少し混乱しているかも。

 

最後に、私が1番キツかったときに話を聞いてくれたフォロワーさんに感謝します。おかけで、早く冷静になれて行動に移せたと思っています。私がsns上じゃないと中々本心が言えない人間なのでとても助けられました。安心できました。本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

10分後も10年後も

同じように生きているだろうか